ロウニンアジを描き終わり、次に何を描こうかと考えていた頃に行った魚釣りにて出会ったのが、このスズキさんです。
わたしが釣ったわけではありません。
アジフライ用のアジを求めて浦安の海へ向かったとある週末。
風がとても強い日で、持ってきたコンビニのビニール袋が飛ばされて1キロくらい走ったり、そのビニール袋に入れて持ってきた赤ワインを飲んだりしてたら、お隣りで釣っていたおじさんが大物ヒット!
おじさんは背中あたりに取付けていた網を片手に持ち、シュッと伸ばしてサッとすくいあげました。
その様子を子どもたちと一緒にじっと見ていたのです。
スズキを釣り上げたおじさんが、こちらを見て一言。
“いる?”
いいんですかー?とか言いながらちゃっかり譲っていただきました。
その様子を見ていた反対側の隣りで釣っていたおじさんが、すぐにやってきて血抜きをして下さり、鮮度高い感じで我が家にやってきたスズキさん。
シンクに置いたまな板の上でも目とウロコがキラキラと美しくて、すぐにスケッチしました。
自分の目で見て触ってさばいてバター焼きでいただいた1匹のいのち。